4) 左(右)足後ろ回りさばき
自然本体から右(左)足を軸に,左(右)足を後ろから回して体を180°回転 させて体をさばき,自然本体の姿勢になるように方向を変える。
(イ) 学習指導上の留意点
1) 足の移動だけでなく,身体全体が一体となったさばきができるようにする。
2) 身体の回転は親指のつけ根を中心にし,捻るようにして回ることが大切であ
ることを理解できるようにする。
3) 崩しとの関係が深いので,うまく崩すことができるように工夫しながら体さ
ばきができるようにする。
4) 初心者は,その場での体さばきから始め,次第に進退動作や崩しと関連させ
た体さばきができるようにする。
練習方法の例
進退動作や体さばきと関連させて崩す練習を行う。
(ア) 進退動作による練習方法例
1) 真前への崩し
ア) 受が静止した状態での練習
静止した状態 → 半歩後ろへ → 自然本体へ (図参照)
○ 「取」は左足を半歩後ろに下げて,「受」を真前に崩す。
○ 間合いを広くすることで「受」が不安定(崩れる)になることが理解できるようにする。