○ 組んだ状態から大腰を利用した練習 (前回り受身)
(図参照)
【注】引き手は手首を返して(小指が上方を向く)引く。
【注】腰に乗せて膝の曲げ伸ばしをして安定感を確かめる。
【注】「崩し」の重要性を復習・再確認する。
○ 畳を使って崩しの理合いを理解できるようにする。
・一番楽に背負える方法は,畳を前方に倒すことと,膝を曲げた姿勢
であることを理解できるようにする。
・畳を垂直にしていては,背負うことができないことを理解できるよ
うにする。
固め技の姿勢は,基本として片膝を着いた姿勢と,あおむけの姿勢がある。
片膝を着いた姿勢
(図参照)
あおむけの姿勢
(図参照)
片膝着きの姿勢は,一方の膝を畳に着き,つま先を立て,他の脚は立て,上体をま っすぐにした姿勢であり,主に攻撃の姿勢である。
あおむけの姿勢は,丸めた背中の一部が畳に着き,頭をあげ,脇を締めて,腕・脚 を曲げた姿勢である。主に防御の姿勢であるが,腕や脚を使うことにより攻撃の姿勢 にもなる。背中全体が畳に着いた姿勢は自由な攻防ができない。
固め技の攻防に必要な体のさばきには,体の移動,体(腰)をひねる,体を開く, 体を反らす,体を曲げる,体を横にかわす,脇を締める,脚を伸ばす,脚を回すなど がある。
(ア) 体の移動
片膝着きの姿勢で前進,後退をする。あおむけの姿勢で左右に回る。また,肩と 脚とを使って頭の方向や足先の方向へ移動する。
・片膝着きの姿勢で前進,後退
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