File Name : Table_100nin1syu.txt Char set : Shift Jis. Editor : Sato Tomohiko. Copyright (C) : 2010 Sato Tomohiko. Over view : Table of Ogura Hyakunin-issyu. Last Up Date : 2010/05/18 18:42 (Japanese local time). =============================================================================== ■ 小倉 百人 一首 分類 表 小倉 百人一首について各和歌集における内容の分類を表にしたものを 次に示す。 HTML : Table_100nin1syu.html  表 1 - 1. 小倉 百人 一首 分類 表 |―――――――――――――――――――――――――――――――――| | 歌集 \ 分類 | 春 | 夏 | 秋 | 冬 | 恋 | 雑 | 羇旅 | 離別 | 合計 | |―――――――――――――――――――――――――――――――――| | 古今和歌集 | 4 | 1 | 6 | 2 | 4 | 3 | 3 | 1 | 24 | | 後撰和歌集 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 7 | | 拾遺和歌集 | 0 | 0 | 1 | 0 | 8 | 2 | 0 | 0 | 11 | | 後拾遺和歌集 | 1 | 0 | 2 | 0 | 9 | 2 | 0 | 0 | 14 | | 金葉和歌集 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 | 5 | | 調歌和歌集 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 5 | | 千載和歌集 | 0 | 1 | 0 | 1 | 8 | 4 | 0 | 0 | 14 | | 新古今和歌集 | 0 | 1 | 4 | 2 | 5 | 2 | 0 | 0 | 14 | | 新勅撰和歌集 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 4 | | 続後撰和歌集 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | |―――――――――――――――――――――――――――――――――| | 合計 | 6 | 4 | 16 | 6 | 43 | 20 | 4 | 1 | 100 | |―――――――――――――――――――――――――――――――――| ■分類の説明 表の「春」,「夏」,「秋」,「冬」は、それぞれの季節を 歌で詠んだものである。 表の「雑」,「恋」,「離別」および「羇旅」について 下記に 説明する。 雑 : 雑歌(ぞうか)。 行幸・宴会などの歌。 恋 : 相聞(そうもん)。 恋の歌。 離別 : 挽歌(ばんか)。 死者を悼む(いたむ)歌。本来は、葬式で死者の棺をひくときに歌った。 羇旅(きりょ):旅行の内容を伝える歌。 ■ 歌集の説明 勅撰和歌集(ちょくせんわかしゅう)は、天皇や上皇の命により編集された歌集のこと。 古今和歌集(延喜5年(905年)成立)に始まり、新続古今和歌集(永享11年(1439年)成立) までの534年間で21の勅撰和歌集があり、総称して「二十一代集」という。このほかに南朝で 編纂された新葉和歌集を準勅撰集とする。 3-1, 8-1. 古今(こきん) 和歌集 : 最初の勅撰和歌集である。醍醐天皇の勅命によって編まれ、平安時代の延喜5年(905年)に 成立、同年4月18日(5月29日)に醍醐天皇に奏上された。 「三代集」および「八代集」の最初の歌集。 3-2, 8-2. 後撰(ごせん) 和歌集 : 村上天皇の下命によって編纂された二番目の勅撰和歌集。 「三代集」および「八代集」の二番目の歌集。 3-3, 8-3. 拾遺(しゅうい) 和歌集 : 三番目の勅撰和歌集で、いわゆる「三代集」の最後にあたる。 また「八代集」の三番目の歌集。 一条天皇の代、寛弘三年(1006)頃の成立か? 8-4. 後拾遺(ごしゅうい) 和歌集 : 八代集の第四、『拾遺集』の後継たるべく編まれた勅撰和歌集である。勅命は白河天皇、 撰者は藤原通俊。承保二年(1075年)奉勅、応徳3年(1086年)9月16日完成を見、同年 10月奏覧された。二十巻、総歌数1218首(新編国歌大観本)。 8-5. 金葉(きんよう) 和歌集 : 第五番目の勅撰和歌集で、『後拾遺集』の後、『詞花集』の前に位置する。 8-6. 調歌(しか) 和歌集 : 八代集の第六にあたる勅撰和歌集。天養元年(1144)に崇徳院が下命し、藤原顕輔(1090〜 1155年)が撰者となって編集、仁平元年(1151)になって完成奏覧された。 十巻、総歌数415首。 8-7. 千載(せんざい) 和歌集 : 『詞花集』の後、『新古今集』の前に位置し、八代集の第七である。 寿永二年(1183年)二月、 後白河院より藤原俊成に撰歌の院宣が伝達され 、 文治四年(1188年)4月22日に奏覧。俊成の私撰集『三五代集』を基に編纂されたという。 二十巻で、歌数は1288首。 8-8. 新古今(しんこきん) 和歌集 : 鎌倉時代初期、後鳥羽上皇の勅命によって編まれた勅撰和歌集。 古今和歌集以後の8勅撰和歌集、いわゆる「八代集」の最後である。 13-1. 新勅撰(しんちょくせん) 和歌集 : 十三代集の最初、通算で第九勅撰和歌集。別名、宇治川集など。 貞永元年(1232年)六月十三日、後堀河天皇の下命を受けた藤原定家が単独で撰し、 上皇の死後も九条道家・教実父子の後援で編纂事業が引き継がれ、四条天皇代の文暦二年 (1235年)三月十二日、完成し奏上。仮名序も定家筆。20巻、伝本によって歌数が違うが、 1370首強ある。 13-2. 続後撰(しょくごせん) 和歌集 : 後嵯峨上皇の命により編纂された10番目の勅撰和歌集。撰者は藤原為家。20巻。歌人は 藤原定家、藤原俊成、後鳥羽上皇、後嵯峨上皇などでおよそ1400首を納める。 ■ 参考 * Wiki 勅撰和歌集(ちょくせん わかしゅう) http://ja.wikipedia.org/wiki/勅撰和歌集 * Weblio 勅撰和歌集 http://www.weblio.jp/content/勅撰和歌集